【笠置山クライミングエリアガイドブック】

笠置山クライミングエリアは、公開から12年以上の歴史を重ねてまいりました。
その間、多くのクライマーに愛され、現在もなお数々の新課題を生み出しております。
本書は現行のガイドブックを、より使いやすく見やすい、グレードアップした作りとなります。
笠置山クライミングエリアは、日本の中心に位置する恵まれた立地条件、ファンクラスからプロレベルまで存分に楽しめる良質で膨大な課題の数々、自治体や地域住民からの強力なバックアップにより日本で最もクライマーに優しい、アクセス問題皆無の優れた岩場として高い評価を得ております。

【野猿谷ボルダリングエリアガイド】

約10年前より開拓が進められていたこのエリアは、監修の室井登喜男氏をはじめ、野猿谷クライミングクラブ（YCC）、岩場を有する黒平（くろべら）の方々、甲府市からのご協力を得て、本書の発行をもって一般公開となります。本書では岩場情報のみならず、監修者自らが調査・取材をした「黒平の歴史」や「グルメページ」も日英併記にしており、より多くのクライマーにエリアへの愛着を持って頂ける一冊になっております。

【小川山ボルダリングエリアガイド】

1999 年発行の「小川山　御岳　三峰ボルダー図集」（黒本）に掲載された450課題に、開拓したまま未発表となっていたものを合わせ、15 エリア187岩の835課題を収録しております。

トポ部分、交通案内、情報部分以外に「小川山ボルダリング史」（室井氏寄稿）にも英訳し掲載した全編日英併記のガイドブックです。

「日本のクライミングの聖地」と監修者も表する小川山のボルダーに、再び注目を集めるべく、クライマーと制作側、双方の意見とアイデアを融合させた一冊になっており、実用性、デザイン性を備えた小川山ボルダリングガイドブックの完全版です。

【飛騨金山・馬瀬ボルダリングエリアガイド】

岐阜県下呂市に位置する飛騨金山・馬瀬は、豊かな自然環境の中、南北25キロにわたり、ローカルクライマーが15年余りを賭して開拓を進めてきた、優れたボルダリングエリアが点在しています。

この度、既に公開されている火道、牙岩、麻生谷各エリアに加え、未公開であった弓掛（ゆがけ）エリア、馬瀬（まぜ）エリアのオープンイベント（2023年5月6日）に伴い、本書を発売する運びとなりました。

本書は開拓者からの惜しみない協力のもと、丁寧な取材により正確な情報を反映させております。
掲載するボルダーは、全てカラー写真、スタート位置や抜け口、ラインもわかりやすく、グレードにおいては段級とVグレードの2種類で表記されています。

新たに公開されるエリアと既存エリアの追加課題
弓掛エリアには、11ボルダー　44課題（グレードは8級〜4段＋）
馬瀬エリアには、65ボルダー 344課題（グレードは10級〜5段）

また、既に公開されている火道、牙岩、麻生谷各エリアも
火道エリア　　5ボルダー　12課題追加
牙岩エリア　　7ボルダー　17課題追加
麻生谷エリア　4ボルダー　17課題追加

5エリア全体では、555課題、133ボルダーが掲載されています。

ファンクラスからプロレベルまで存分に楽しめるバラエティに富んだボリューム満点のガイドブックとなります。

また、本編中には、各エリアに情熱を傾けて開拓をしたローカルクライマーの楽しいコラムが掲載されており、より多くのクライマーに愛着を持って、この地を訪れて頂けることと存じます。